自動車はひょんな理由で廃車になることがある

自動車を廃車にするという行為は一般生活をする上ではなかなか体験することがないと思います。大抵は自動車は買い換えるもので廃車にするものではないからです。買い換えた後も「前に乗っていた車は今頃どこかの中古車屋に並んでいるかな」とか「誰かが乗って走っているのかな」と思うくらいではないでしょうか。自動車はそうそう簡単に廃車になるようなものではありませんが、交通事故は別物です。自損事故にしろ巻き込まれ事故にしろ、かけてある車両保険よりも修理代が高くなるようなら全損扱いとなり廃車となっていきます。また車体本体のフレームが歪んでしまったり折れてしまった場合も修理不可として廃車となってしまいます。
(参考:自動車を廃車にするべき目安とはどれくらいなのか

よほどその車に愛着を持っている人でなければ、保険で賄えない金額を払ってまで修理をしようとは思わないでしょう。中には交通事故での加害者に保険で足りない費用を全額出してもらい修理をしたという人もいますが、世知辛い世の中なのでそのような例はごくわずかです。大抵加害者側は保険会社や弁護士の陰に隠れて逃げます。払えませんから。

そのようなことから日本では車での事故に遭うと、事故の規模が大きければ大きいほどその車は廃車になる可能性が高くなります。